200g未満のトイドローンも要注意！気になる規制や法律の中身は？

ドローン買ったよ～♡

外で飛ばてみようよ！

ドローンを飛ばしちゃダメな場所ってあるみたいだよ

このドローンは200g未満だから自由に飛ばして大丈夫！

ホントかなぁ？

200g未満のトイドローンも要注意！気になる規制や法律の中身は？

一般的に「トイドローン」と呼ばれる小さめのドローンでも、低価格で高性能なモデルも次々と発売されとても人気があります。

初めてドローンを買う方や、練習用のサブ機として、トイドローンやホビードローンを購入する方も多いかと思います。

ネットでドローンについていろいろ調べていると、「200g未満のドローンは規制対象外」という内容の記事を見ることがあります。

これは、重量200g未満の機体のドローンは「航空法」による規制の対象外ということであって、どこでも自由に飛ばしていいですよ、ということではありません。

「知らなかった！」という方も、「そんなこと知ってるよ」という方も、

この機会に200g未満のドローンにも当てはまる規制や法律などを再確認してみましょう。

小型無人機等飛行禁止法

国の重要施設及びその周囲おおむね300mの周辺地域の上空における小型無人機等の飛行が禁止されています。

違反した場合は１年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。

道路交通法

道路での飛行により道路交通法に違反した場合は処罰の対象となる場合があります。

公道上空を飛行させる際は、所轄警察署に事前確認し、必要であれば「道路使用許可」を取りましょう。

軽犯罪法

正当な理由なく他人の家などを撮影したり、人が通常衣服をつけないでいるような場所を撮影した場合には、軽犯罪法違反による処罰の対象となる可能性があります。

刑法

ドローン飛行中に人を傷つけた場合に過失傷害罪が適用される可能性があります。

また、不注意により鉄道や船舶などの往来に危険を生じさせたり、破損事故などを起こした場合は過失往来危険の罪に問われる場合可能性があります。

文化財保護法

国の指定する重要文化財及びその周辺では、ドローンの飛行が禁止されている場合があります。

重要文化財をドローンによって傷つけてしまった場合には、文化財保護法違反になる可能性があります。

民法（民事賠償）

他人の土地上空を許可なく飛行した場合は、土地の所有権侵害により、場合によっては損害賠償請求を受けるおそれがあります。

電波法

免許や資格が必要な無線電波の周波数帯を、無免許または無資格等で利用した場合や、

技適マークがついていないドローンを使用した等の場合は、電波法違反になる可能性があります。

個人情報保護法

ドローンで撮影した動画や画像に第三者が映っている場合、被撮影者の同意なくなくインターネット上に公開すると、個人情報保護法違反になる場合があります。

廃棄物処理法

墜落して見つからないドローンを放置したままにしておくと、不法投棄とみなされる場合があります。

公園条例

公園でのドローンの飛行は、都道府県や市区町村の条例で規制されていることも少なくありません。

条例によって罰則規定が設けられている場合は、違反すれば罪に問われる可能性があります。

河川法

河川や河川敷でのドローンの飛行は、河川管理者によって規制されている場合があります。

河川や河川敷でドローンを飛行させる際は、河川管理者への事前確認をおすすめします。

このように、200g未満のドローンにも適用となる法規制は数多く存在しています。

トイドローンだから、200g未満だから、と言ってどこでも自由に飛ばせるわけではありません。

ドローンを飛ばす際は、しっかりとルールを守って飛ばすようにしたいですね。

最後に200g以上のドローンが対象の「航空法」もおさらいしておきましょう。

航空法　（200g以上のドローンが対象）

下記の【飛行禁止空域】と【飛行ルール】は、200g以上のドローンに適応される「改正航空法」の内容です。

以上、「200g未満のトイドローンも要注意！必要な規制や法律を知ろう」でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。