ドローンの利活用が多くの分野で拡大していますが、その一方でドローン関連の事件や事故の発生件数も増加しています。
趣味や業務の線引きなく、ドローンユーザーとして適切な知識と技量を求められる場面が今後ますます増えてくるかもしれません。
ここでは、そんなドローンの知識を証明する『ドローン検定(無線航空従事者試験)』の中で、本記事では特に3級合格にスポットを当ててご紹介します。
ドローン検定3級合格に向けての試験対策や、合格後のメリットなどを詳しくお伝えしていきますので、ドローン検定の受験を検討されている方のお役に立てれば幸いです。
Contents
ドローン検定3級に合格しよう!テキストと対策問題で完全攻略
ドローン検定3級の試験は筆記試験のみで行われます。
ドローン検定3級の概要
出題数 | 全50問(1問2点) |
解答方法 | 4肢択一のマークシート方式 |
合格基準点 | 40問以上正解(80点以上) |
受験資格 | だれでも受験可能 |
ドローン検定3級の出題範囲・合格率・難易度
ドローン検定3級の出題範囲
- 基礎知識(用語・動作・単位)
- 物理学(力学)
- 工学(航空工学)
- 気象(気象学基礎)
- 専門知識(機体構造・姿勢制御・バッテリー・送信機・責任/保険・飛行計画)
- 法令(無人航空機関係・電波関連)
合格率の推移 ※(1級~4級)全体の数字です
申込者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 | |
第21回 (平成31年 1月) | 1266 | 999 | 78.9% |
第22回 (平成31年 3月) | 1181 | 913 | 77.3% |
第23回 (令和元年 5月) | 1394 | 1109 | 79.5% |
第24回 (令和元年 7月) | 1200 | 924 | 77.0% |
第25回 (令和元年 9月) | 1050 | 827 | 78.7% |
第26回 (令和元年11月) | 1109 | 874 | 78.8% |
第27回 (令和2年 1月) | 1284 | 1028 | 80.0% |
第28回 (令和2年 3月) | 1092 | 739 | 67.6% |
引用:ドローン検定HP
なお、これまでのドローン検定3級の延べ認定数は16,595人です。(令和2年6月1日現在)
第28回を除けば平均して70%台後半の合格率ですので、難易度としてはそこまで高くない印象です。
検定対策の専用テキストで試験対策を万全にして臨めば、合格の可能性は高くなると思います。
検定対策テキストは、「ドローン検定公式サイト」からも購入できます。
ドローン検定3級の開催時期や開催場所
ドローン検定3級の試験は、年に6回(1月・3月・5月・7月・9月・11月)開催されています。
検定試験は全国各地で開催され、東京や北海道などでは複数の会場が用意されることもありますので、お近くの受験地で試験を受けられます。
ドローン検定の申し込みはこちら(ドローン検定HP)からできます。
ドローン検定3級の費用
ドローン検定3級の受験料は5,600円(税込)です。
ドローン検定3級の申込みから合格通知までの流れ
step
1申し込み
ドローン検定ホームページ右上の「受験案内(受験申込)」より、申し込み手続きを行います。
申込締切日はドローン検定開催月の前月末日(休日の場合は翌平日)までです。
step
2受験料の入金
申し込み後に受験料の入金をします。
入金確認後、1週間前後で受験票が郵送され、試験会場は受験票に記載されています。
受験票が無いと受験ができなくなり、再発行もしていませんので注意しましょう。
step
3試験当日
試験当日は直接会場に行きます。
持ち物は「筆記用具(えんぴつ)、消しゴム、受験票」です。
step
4合否確認
受験日から10日ほどで合否確認用の通知が郵送されます。
ホームページより合否確認することも可能です。
step
5合格証発行
3級合格者には1ヶ月くらいで合格証が郵送されます。
ドローン検定3級の試験対策
ドローン検定3級の試験対策としてまず押さえておいて欲しいのは、こちらのドローン検定協会公式テキストです。
大半の問題はこのテキストからの出題か、あるいは類似した問題になりますので、このテキストの内容が頭に入っていれば、ほぼ合格間違いなしと言えるのではないでしょうか。
ドローン検定3級の試験対策問題
下記の対策問題はスマホからもできますので、ちょっとしたスキマ時間を使って勉強したい方にもおすすめです。
3級対策問題
1.基礎知識(13問)
2.機体の動き(23問)
3.機体にかかる力(13問)
4.気象と風(15問)
5.機体の構造と姿勢制御(13問)
6.送信機(4問)
7.バッテリー(7問)
8.ブレードの回転(3問)
9.基礎力学(13問)
10.単位(8問)
11.操縦者の責任、12.賠償保険と機体の保険(4問)
13.マルチコプターの飛行(3問)
14.トラブルの予測とフライトプラン(9問)
15.航空法(22問)
16.電波法(8問)
17.小型無人機等飛行禁止法(4問)
JAPAN DRONE EXPERT様HPより引用
ドローン検定3級合格のメリット
ドローン検定協会HPに記載されている資格取得のメリットは以下の通りです。
- 国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格について証明書を添付できます
- 基礎技能講習(国交省認定)を受講する際に座学1(4時間)が免除されます
- ドローンの安全な活用に必要な最低限の知識を確実に身に着けることができます
- 自己(自社)PRにつながります
- 合格者のみが参加できるQ&Aコミュニティサービスに参加できます(一般の方は閲覧のみ可)
- 飛行ログサービス(オンラインで飛行経歴を管理できる機能)を使用できます
- ドローン検定に合格した証であるロゴを名刺やホームページに記載していただけます
- 提携団体等における各種講習の受講資格を得られます
- 提携団体等における各種講習における座学が免除されます
- ドローン検定オリジナルグッズを購入できます
引用:ドローン検定協会HP
以上、「ドローン検定3級に合格しよう!テキストと対策問題で完全攻略」でした。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。